今は、誰も私のことを不器用だとは言わなくなったけれど、
子供の頃から不器用だと言われ続けて、大人になっても自分は不器用なんだと思い込んでいましたね。
だから、自分で何かを作ったりすることは極力避けていたんですよね。
自分は不器用で、雑巾さえ満足に縫えない。
だから、家庭科とか大嫌いで、裁縫の宿題が出ると家族に泣きついて、やってもらっていたくらいなんです。
そんな私が、実は、不器用じゃなかったなんて
笑い話にしかなりませんよね。
今でも、自分は器用ではないと思ているけれど、
それは、ひたすら「馬鹿だ、不器用だ」と言われ続けてきたために
脳が誤作動を起こしているだけであって、
本当は、大抵のものを自力で作ることができるんじゃないかと思うんです。
編み物、パッチワークキルト、刺繍、布人形、こういったものは、今では簡単に作ることができるし、
何もしないではいられないくらいハンドメイドが大好き。
今は、デコアートにはまっているけれど、
これも始める前は、「やってみたいけれど、私にはできっこない」っていう思いが強かったんですよね。
実際、始めてしまえば、「なあんだ、できるじゃん」って言うわけで、
毎日、ひたすら練習し続けているわけなんですが・・・
だからね、もしハンドメイドで何かを作りたいけれど、
自分にはできないかもしれないとか、
自分は不器用だから、できるはずがないと思い込んでいるのだとしたら、
それは、周囲から洗脳されているだけであって、
本当は、あっさりとできちゃうかもしれないんですよ。
最初から上手にできる人なんていやしません。
ただ、何かしら作っていて、楽しいと感じたら、絶対に続けるべきだと思うんですよね。
続けていくうちに、いつの間にか上手にできるようになっているものです。
私の場合、最初に手を出したのは編み物で、
当時、付き合っていた彼氏に、どうしても手作りのマフラーをプレゼントしたくて、
頑張っちゃったんですよね。
で、気が付いたら、セーターでもカーディガンでも、
何でも坊編みで作ることができるようになっていたわけです。
まあ、それでも編み物以外のハンドメイドができるようになるとは思えなかったけれど、
実際、やってみたら意外と簡単に仕上げることができたわけで、
子供の頃のコンプレックスの塊みたいだった私に、
「不器用なんかじゃないんだよ」って言ってあげたいくらいですね。
先ずは、やってみたいことをやってみる、これが大事なんじゃないでしょうか。