猛スピードで、クロスステッチの基礎を書いてきましたが、今回が最終章になります。
もう、クロスステッチ、ハーフステッチ、バックステッチ、フレンチナッツといった、
通常のデザインで使用するだろうと思われるステッチは、全部、できるようになりましたね。
もう、後は、ひたすらステッチを楽しむことに専念するだけです。
あ、初めから細かいデザインを選ばず、日本製のキットから入る方が
絶対に、楽にクロスステッチに慣れることができると思いますよ。
さて、最後は、クロスステッチの仕上げです。
小さなデザインのものであれば、1日で出来上がりますが、クロスステッチは細かい作業の連続なので、
やはり、日数がかかることが殆どだと思うんです。
生地や糸を持っている時間が長ければ、どんなにきれいに手を洗っていても、
手垢で汚れたり、埃が付いたりしますよね。
ですから、最後の刺繍糸を留めたら、ハンドソープで優しく洗います。
間違っても、洗濯機に放り込むようなことはしないでくださいね。
せっかくの刺繍がボロボロになってしまいますから。
洗ったら、当然、乾かさなければならないのですが、
ここで、ひとつ、問題があります。
刺繍糸は色落ちして、生地や他の色の刺繍糸の色移りしてしまうことがあるんですね。
私は、最初の海外製の作品で、この色落ち、色移りを経験して、かなりショックだったんです。
だって、白い柵が緑色に染まっていたんですもん。
それで、自然乾燥ではなく、軽く絞った段階でアイロンをかけて乾かすことを実践するようになりました。
あまり、強くアイロンを押し付けると、刺繍糸のふんわり感が損なわれるので、加減が必要ですが、
アイロンをドライに設定して、裏面をゆっくり、時間をかけて何度もアイロン掛けをします。
案外、簡単に乾いて、色落ち、色移りの防止になります。
心配だったら、クリーニングに出しても良いでしょう。
出来上がった作品は、用途によって、額縁にいれて飾るも良し、
クッションカバーにするも良し、バックにするも良し、好きなように楽しんでください。
その他の、クロスステッチに関するテクニックに関しては、
時々、店長ブログで記事にすることもあると思うので、そちらをチェックしてみてくださいね。
それでは、素敵なステッチャーライフを楽しんでください!