クロスステッチはドット絵に似ているけれど、ドットという単位は、画素であって、
1ドットが、16カウント、つまり、約1.6mmなんていうことは、あまり考えられないですよね。
もし、この1.6mmを1ドットと考えたら、滑らかな線を表現するのに、どれだけたくさんのカウントが必要になることか・・・
多分、対応できるリネンやアイーダは市販されていないだろうし、
もしかしたら、そんな大きさの生地を作るだけの機械すら存在していないかもしれませんよね。
だから、どこかで妥協しなければならないことは分かっているんですが、
その、落としどころが分からない。
変なところで、完全主義。
ああ、こんなことで、悩んでいていいのでしょうか。
いくら、Lavender & Laceが憧れでも、私は、私、かずのんでしかないわけで、
もしかしたら、Lavender & Laceよりも、かずのんのデザインが好きっていう人が出てきてくれるかもしれませんよね。
前向きに考えないと・・・
って、いうことで、今、少し大きなサイズで「主の祈り」をデザインしています。
試行錯誤を繰り返しているので、ちょっと、時間を頂くかもしれませんが、何とか完成まで持ち込みたいですね。
自分がクリスチャンだということもあるのですが、
あまり、キリスト教的なデザインって見かけないじゃないですか。
私はプロテスタントだけれど、それでも、見えるところに象徴的モチーフがある方がテンションが上がるんですよね。
日本のクリスチャン人口は決して多いとはいえないけれど、
「4人の天使」をきっかけに信仰を持つ人が現れたら、それこそ、舞い上がっちゃいます。
1.6mmのドット絵で宗教画を描く、っていうのが、
私の仕事なのかもしれませんよね。