クロスステッチに使用する針は、先が丸く、針穴が縦の楕円型をしています。
1本取りで刺繍をする場合は、普通の縫い針に針を通す方法で問題はないのですが、
ほとんどの場合、刺繍糸は2本から6本の糸をひとつの針穴に通さなければなりません。
刺繍糸を針穴に綺麗に通すには、先ず、針に糸を掛けます。
分かり難いと思って、刺繍糸を引っ張っていますが、通常はこんなに引っ張る必要はないです。
とりあえず、これで、刺繍糸が2つに折れた形を作ります。
ちょっと、分かり難いですが、二つ折りにした状態のまま、針穴に刺繍糸を通します。
はい、これで刺繍糸は綺麗に針の穴を通すことができました。
今回は2本取りの刺繍糸を使用しましたが、最初から細かいデザインにチャレンジするのではなく、
大きめのデザインの方が、時間がかからずにステッチをすることができます。
クロスステッチの魅力にはまる前に、嫌気が差してしまわないように、
簡単なデザインのものを選んでくださいね。
日本製のクロスステッチキットは、色分けもされていますが、輸入品のキットの場合、色分けがされていないものも多くあります。
見本の色と、刺繍糸の色を比べながら自分で色分けをする必要があるため、
その段階で挫折しちゃう人もいるんですね。
せっかく、素敵なクロスステッチのデザインに出会えても、ここで投げ出してしまっては勿体ないです。
色分けした刺繍糸は、厚紙などにパンチで穴を開けたもの通し、色番号と記号を書いておきます。
色番号を書くことで余ってしまった場合でも、同じ色を使う図案の時に迷うことなく使用できますので。
これで、ステッチに入る準備は整いましたね。